乳児湿疹とは?

乳児湿疹という皮膚炎は「乳児湿疹」という独立した病名はなく、乳児アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎との鑑別が困難なときに、おおざっぱな言い方で「乳児湿疹」の病名をつける発疹症の総称です。
発症の時期は、個人差があり、早くて生後2週間で発症し、多くの場合1歳くらいまでの間に起こる湿疹で、
新生時期の赤ちゃんによく経験する皮膚炎です。
発症の原因はいろいろですが、合成洗剤の含まれた商品(シャンプーやリンス、ボディソープ、洗濯の柔軟剤、大人の洋服に柔軟剤を使っていないか?子どもの洗剤は植物性をつかっているか?)気温、日光、
母乳、(お母さんが、甘いものをたくさん食べてると、湿疹がひどくなることもある。卵、牛乳、大豆などのアレルゲンになりやすい食品、)両親がアレルギー体質、過度の厚着(体温が上がり、湿疹部分がかゆくなって掻いてしまう)カビなど。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎との区別

生まれてから生後6ヶ月ぐらいまでで発症した場合、ほとんどの医師は「乳児湿疹」と診断するところが多いようです。それは医師でもアトピー性皮膚炎との区別、判断がかなり難しい点にあります。生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんの肌は日々大きく変化していくからです。
アトピー診断
1)乳児の症状
a) 顔面または頭部の皮膚を中心とした紅斑(赤い発疹)または丘疹(盛り上がった発疹)がある。
耳切れが見られることが多い。
b) 患部皮膚(病気の肌)に掻は痕(引っかき傷のあと)がある。
アトピー性皮膚炎の診断基準
1)乳児について
上にあげた乳児の症状を満たし、以下の皮膚病ではない場合をアトピー性皮膚炎とする(別の診断基準では2ヶ月以上続く皮膚の炎症が加えられています)
○アトピー性皮膚炎と区別が必要な皮膚病(除外しなければならない病気)
1)おむつかぶれ 2)あせも 3)伝染性膿痂疹(とびひ) 4)接触皮膚炎(かぶれ) 5)皮膚カンジダ症 6)乳児脂漏性皮膚炎 7)尋常性魚鱗癬(さめはだ) 8)疥癬 9)虫刺され 10)毛孔性苔

お母さんのケア(対処法)

生活の中で湿疹を悪化させるものの除去
 石鹸や洗剤は無添加の赤ちゃん用のものを使う。
 掃除はできる範囲でかまわないのできれいにする。(それほど神経質になる必要なし)
 ベビー服など肌に触れるものはできるだけ綿のものにする。
 入浴方法が間違っていないかチェックする。
よく出る頭や顔についている皮膚の汚れは石鹸を使っい、ガーゼなどできれいに洗ってあげる。(石鹸は無添加のものがベスト、刺激の少ないのもを使用しましょう。)必ずよく泡立ててやさしく洗ってあげましょう。きれいにしようと思いゴシゴシ洗うのは、傷や湿疹をひどくさせてしまうので逆効果です。やさしく撫でる程度で十分です。
お湯の温度は38〜40℃。体が温まると痒みが出るので長湯は避けてください。
すすぎもしっかり洗い流してください。入浴後は保湿剤をぬってあげる。
それから乾燥には徹底して注意、極力摩擦から避ける、爪はこまめに切る。

Copyright © 2007 乳児湿疹とアトピー性皮膚炎との違いと対処法